
- 小型株ってなに?投資対象としてどんな魅力がある?
- 大企業の株は複雑で分析が難しい…
個人投資家の9割以上が時価総額の大きい「大型株」が集中するプライム市場に投資しています。大型株はニュースでも頻繁に取り上げられ安心感がありますが、そこにばかり資金を投入していては資産拡大の可能性を狭めてしまうかもしれません。
時価総額の小さい「小型株」には、大型株にはない魅力がたくさんあります。この記事では小型株が持つ独自の投資メリットについて解説していきます。
目次
プロが投資できない小型株
「大型株」や「小型株」という分類は時価総額によって決まります。明確な線引きはありませんが、一般的に大型株は時価総額5,000億円以上の企業、小型株は時価総額250億円以下の企業とされることが多い印象です。
少し古いデータですが、2022年7月時点で日本に上場する3,770社のうち、時価総額250億円以下の企業は約2,200社(全体の58%)と多く、5000億円以上の大型株は約250社(全体の7%)と限定されています。
時価総額別企業数 |
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プロ投資家は巨額の資金を投資する必要があるため、多くの場合大企業に投資をする必要があり、少なくとも時価総額200億円以上の株に投資している印象です。
プロ投資家がいない小型株に投資機会がありそうですが、個人投資家の保有株のうち92%がプライム市場に投資しており、大型株への偏りが示唆されます。プロ投資家が少ない小型株で、まだ発掘されていない株を見つけられれば大きな利益を得られるかもしません。
市場別株式保有金額の構成比 |
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小型株の魅力
業績の拡大余地が大きい
大型株はすでに成熟した企業が多く急成長するケースは限られますが、小型株には成長途中の企業も多く、例えば新製品の開発や新たな事業への拡大などを背景に大きく株価を伸ばす可能性があります。
すでに大きい利益が2倍になるより、小規模の利益が2倍になる方が起こりやすいと感覚的に理解できると思います。実際に時価総額が数百億円だった企業が、数年後に数倍の規模へと成長したケースもあります。
市場の歪みを活かせる
大型株は証券会社のアナリストが担当していることが多く、またプロ投資家の投資対象となりやすいため、株価にほとんどの情報が織り込まれています。そのため、割安な大型株を見つけるのは簡単ではありません。
一方、ほとんどの小型株はアナリストにカバーされておらず、プロ投資家も投資できないことが多いため、本来の企業価値に対して割安な状態で放置されることが往々にしてあります。つまり、しっかりリサーチすれば、他の投資家がまだ気づいていない「お宝銘柄」を発掘できる可能性があるのです。
値動きが大きく、リターンを狙える可能性
小型株は流動性が低いため、大型株と比べて株価の値動きが大きくなる傾向にあります。この値動きの大きさはリスクとも捉えられますが、業績向上や市場の注目によって大きなリターンを狙える可能性もあります。
シンプルで分析しやすい
大型株の場合、複数の事業を様々な地域で展開していることがあり、分析が複雑になりやすい傾向にあります。一方、小型株は展開する事業が少なく、比較的容易に分析ができるという利点があります。
会社に関連する新しい情報が発表される頻度も少ないため、大型株ほど大量の情報を処理する必要もなく、初心者にとっては分析が比較的簡単といえるかもしれません。
小型株のリスク
小型株に投資する人が少ない分、流動性が低いため、株価の値動きが大きくなる傾向にあります。大きく値上がりする可能性がある一方、大きく値下がりする可能性もあります。また株を売買するときに想定とは異なる水準で売買せざるを得ない場合があります。
加えて、小型株=成長が大きい、というわけではなく、中には成熟した小規模の企業もあるため、投資する際には必ず分析を行うようにしましょう。
小型株にも目を向けよう
時価総額の小さい小型株には、大型株にはない魅力がたくさんあります。成長余地の大きさや市場の歪みを活かしたチャンス、値動きの大きさによるリターンの可能性といった小型株のメリットを理解し、投資機会を広げていきましょう。
もちろん小型株には流動性や情報の少なさといったリスクも伴いますが、しっかりとリサーチすればこれらのリスクが少ない株を見つけることもできます。投資戦略に小型株を取り入れてみませんか?

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