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株投資のPERを今度こそ理解する!

2025年2月21日

投資のPER
コンちゃん
コンちゃん

PERってよく聞くけど、なんだか難しくてよくわからないよ~

プロの投資家が必ず確認する、株投資の世界では最重指標のPER。難しく聞こえるけど、PERを超シンプルに解説します!

まずは超シンプルな例で理解する

お金を生み出してくれる機械が2つあるとします。これらのうち、どちらの方がお得か考えてみましょう。

機械A機械B
投資のPER 機械A
値段:1000万円
1年で100万円のお金を生み出す
投資のPER 機械B
値段:800万円
1年で60万円のお金を生み出す
コンちゃん
コンちゃん

払ったお金を何年で回収できるかで考えてみよう!

機械A機械B
10年間で1000万円を回収できる。

➡️PER 10倍(投資回収期間10年)
13年間で800万円を回収できる。

➡️PER 13倍(投資回収期間13年)

投資回収期間は短いほど魅力的だといえるので、この場合、最初に払った投資を早く回収できる機械Aの方がお得(割安)だということが分かります。

この投資回収期間を単位を「年」→「倍」に変えただけのものが「PER」です。

値段 ÷ 利益 = PER

投資回収期間が短いほどお得であるように、倍数が小さいほどお得と一目で分かります。

投資のPERを会社の例で理解する

まずは簡単な例

先ほどの例と同じように、2つの会社について考えてみましょう。

会社A会社B
投資のPER 会社A
値段:1000億円
1年で100億円の利益を生み出す
投資のPER 会社B
値段:900億円
1年で130億円の利益を生み出す
コンちゃん
コンちゃん

さっきと同じで、払ったお金をどっちが早く回収できるかで考えてみよう!

会社A会社B
10年間で1000億円を回収できる。

➡️PER 10倍(投資回収期間10年)
7年間で900億円を回収できる。

➡️PER 7倍(投資回収期間7年)

この場合、PER 7倍(投資回収期間7年)と低い会社Bの方がお得(割安)で、会社Bの株を買おうと判断ができますね。

なお、会社を分析するときに使うべき、より正確なPERの計算は以下の通りです。

時価総額 ÷ 純利益 = PER

または

株価 ÷ 1株あたりの純利益 = PER

(どちらも同じPERが算出できます。)

ケーススタディ

PERの理解を深めるために、実際に取引されている株を例に考えてみましょう。

例えばきのこ類を生産・販売する「ホクト」と「雪国まいたけ」のPERは以下のとおりです(会社計画ベース)。

ホクト雪国まいたけ
PER 16倍PER 31倍
出典: Yahooファイナンス(2025年2月21日)

この2社をPERという指標で比べた場合、PERが低いホクトの株が割安であると考えることができます。

(※)あくまでPERの理解を深めていただくための比較であり、取引を推奨するものではありません。

PERの落とし穴に注意!

PERとは投資回収期間のことで、PERが低い会社はお得(割安)と一目で確認できる便利な指標だと理解できたかと思います。

株価 ÷ 1株あたりの純利益 = PER

しかし「PERが低い」= その株を買おう!と判断すると落とし穴にはまってしまうかも!次の投稿ではPERで投資判断をするときの落とし穴を解説します!

コンちゃん
コンちゃん

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